校長室ブログ


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 2020.01.31 No.340  

「言葉は心の遣い」

 27日(月)の午後、創立70周年記念事業の一環で「コミュニケーション講演会」を体育館で開催しました。講師は山田乙葉(やまだおとわ)様で、大手百貨店でセールスマネージャーとして活躍し、サービス強化・人材育成に実績のある方です。
 今、社会から最も求められているのは、「コミュニケーション能力」です。間もなく進級・進学する生徒達は、改めて他者とコミュニケーションをする際の留意点を、ワークショップを通じて学びました。その中で「笑いながら暗い声で話すのは難しい。」「明るい声でにっこりと挨拶した方が気持ちよい。」「言葉と行動はつながっている。」といったことを身をもって感じていました。
 私たちは、日頃から言葉で人と対話し、お互いを理解します。何気ない言葉が人の心を傷つけたり、逆に、一つの言葉で励まされたりすることがあります。言葉は、自分自身の心のあらわれでもあります。
 今日の講演で感じたこと、学んだことを、ぜひ明日からの日常生活に役立ててほしいと思います。講師の山田様、ご来場の保護者の皆様、大変ありがとうございました。

 


 2020.01.29 No.339  

「高等学校も変わる」

 昨日、新潟東高等学校の「学校評議員会兼地域の声を聞く会」に出席しました。近隣の小中特別支援学校の管理職やPTAの役員、自治会の方々が参加して授業を参観し、懇談しました。高等学校が率先して地域に学校の様子を語り、理解と協力を得ようとする姿勢に頭が下がります。
 「さすが!」と思ったことが二つあります。一つは、高等学校の授業も大きく変わろうとしているということです。これまでの知識注入の講義型だけでなく、小グループで対話しながら理解を深めていく授業スタイルが随所に取り入れられていました。二つめは、県の探究学習推進事業指定を受け、「東(あゆ)の風プラン」という提案・発信型の総合的な学習の時間をダイナミックに推進しているということ、その際に、大学や民間の力を上手く授業に取り入れていることです。
 富樫校長のリーダーシップのもと、高等学校が大学等の進学だけではなく、社会に生きて働く力を育てるための教育の充実を目指して進化しようとする様子がよく伝わりました。ありがとうございました。


 

 2020.01.28 No.338  

「よろてば 沼垂」

 当東新潟中学校区の一つが、今、新潟市で注目を集めている「沼垂地区」です。
古くから湊・醸造のまちとして栄え、近年は「沼垂テラス商店街」に観光客がたくさん集まってきます。一方で沼垂まつりに代表されるように地域の結束・絆は固く、お年寄りから若者達まで互いに助け合い、温かな空気に包まれている地区と言えます。
私も沼垂のファンです。
 さて、前回に引き続き地域の茶の間「よろてば沼垂」会報誌(2月号)に、当校の歴史「文部省建築モデルスクールの誕生と労力奉仕団」を寄稿いたしましたので、よろしかったらご覧ください。






 2020.01.23 No.337  

「令和2年初の学校視察」

 1月24日(金)神戸市教育委員会の指導主事(2名)と新潟市教育委員会の総括指導主事が視察で訪問されました。新潟市の小・中学校の体力テストの結果が全国的に優れているということから、普段の体育授業を観たいという要請を受け、当校の小柳・横山(美)・乙川の3名の職員が3年生を対象に、「バスケットボール(合同体育)」の授業を公開しました。授業の初めに行っている「タバタ式トレーニング」は、わずか4分足らずですが、ウォームアップには十分すぎる内容でした。男女ともにもポジショニングを意識したゲーム(学習課題)がきびきびと進められており、さすが3年生だなと感じました。総括指導主事先生からは「何よりも子どもたちの姿が素晴らしかったです。もちろん、それを支える先生方の姿も。感動しました!」という激励のコメントをいただきました。ありがとうございました。

 




 2020.01.23 No.336  

「SNSの光と影」

 東新潟中学校区の「生徒指導部会」では、小中で発達段階に応じたSNS(ソーシャル・ネットワークキング・サービス)等の正しい使い方について指導する取組があります。昨日、当校の乙川生徒指導主事による「SNS出前講座」が木戸小学校で行われました。参加した6年生は、指導者の問いかけに真剣に考えるとともに、あらためて相手の身になってコミュニケーションをとることの大切さを実感したようです。また、参加された保護者からも、子ども達の現状を把握すると共に、コミュニケーションの在り方を考えるよいきっかけとなったという声が寄せられました。
 昨今、掲示板への安易な書き込みやメール・LINEのやりとりから、いじめ等の深刻な人権侵害に発展するケースが問題視されています。便利な道具である反面、相手の顔が見えないからこそ、利用については不特定多数の他者を意識すること、心ない書き込みは絶対にしないなどのルールやマナーを守ることがとても大事です。今年も中学校区全体で「ネットトラブル・ゼロ」を目標に掲げて働き掛けていきますので、保護者の皆さんのご協力をお願いいたします。

 


 2020.01.22 No.335  

「マイ ハッピーターム(睦月)」

○ 当校の学生支援ボランティアの一人が、来年、海外に留学して見聞を広め、その経験を基に教壇に立ちたいと抱負を聞かせてくれました。同級生とは1年卒業が遅れることもいとわない様子に、決意の確かさを感じるとともに、「若いっていいな」 と素直にそう思いました。もう一人の学生は、新潟で教員になり、「数学好きな生徒にしたい。」という思いを聞かせてくれました。私が中学校は「部活動指導もお願いされるかも知れないよ。」と言うと、「子どもとたくさん関われるので、特に運動部はやりがいがあります。」と応えてくれました。頼もしい二人に拍手!!

○ 東新潟中学校の男子・女子バスケットボール部が、民間の地域メディアの取材を受け、その様子が「ぼくらのがっこう」の番組で放映されています。部員や顧問がどのように頑張っているか興味津々です。

○ 地域教育コーディネーターの皆さんが、ボランティアルーム前に笹口小校区の「駅南けやき通り・ミニミニイルミネーション」と「笹口小児童の活動写真」を掲示してくれています。地域の特色が光ります。感謝!

 




 2020.01.20 No.334  

「子どもは環境の子」

 私の住んでいる地域に、朝夕、スーツ姿にショルダーバックを担ぎ、手にビニール袋とゴミばさみを持って、道路のごみを拾って歩く奇特な男性がいます。名前も顔もわかりません。なかなかできることではないと我が家でちよっとした話題になっています。
私もこれを見習い天気のいい日には、時々巡視を兼ねて学校周辺のゴミを拾います。さすが普通校舎側にはほとんどゴミは落ちていません。しかし、テニスコート裏側(北越製紙の鉄道線路沿い)の細道、新栗の木川沿いの道路、旧国道7号(東新潟中学校バス停付近)線沿いには、たばこの吸い殻をはじめ、酒の紙パック、雑誌、ペットボトル…。多種多様のごみが落ちていて小袋一杯になることがあります。子どもというより、大人の仕業と容易に想像がつきます。子どもたちが通う道は、きれいで安全でなければならない、そんな意を強くさせられます。「子どもは環境の子なり!」と言ったある年輩の民生委員の方の言葉を思い出しています。
(写真は1月17日、体育館裏の駐車場の整備前と後、松嶋教頭先生より)


 


 2020.01.17 No.333  

「新潟市ミニ人権展」

 昨日、昼休みに近くの「ほんぽーと」エントランスホールで開催している「新潟市ミニ人権展」に足を運びました。北朝鮮による拉致問題や新潟水俣病、部落差別(江戸時代の新潟町とキヨメ役)、DVをなどの今日的な問題をパネルを中心にわかりやすく展示しています。(併せて小学生の描いた人権イラストも紹介)生徒の皆さんは社会科や道徳、学級でも扱われる内容ですので、ぜひ参考にしてほしいと思います。

 




 2020.01.16 No.332  

「授業改革研修」

 昨日、放課後「授業改革研修」(全体研)が行われました。研究主任の山貝先生が、これまでの一人一授業実践を振り返りながら、そこから見えてきた成果と課題を、教師の具体的な働き掛けと子どもの様相をもとに端的にまとめて述べました。また、道徳主任の渡辺先生からは、道徳の評価の在り方について、一枚ポートフォリオの活用を踏まえた実例紹介があり、それを基に研修ユニットで各人の取組の成果と課題を明らかにして、解決策を話し合いました。さらに、小中を接続した総合的な学習の時間の内容構成図が示され、各校の核となる活動と身に付けさせたい力を確認しました。短時間ではありましたが、密度の濃い有意義な研修となりました。
 経験も個性も違う教職員が、互いに自分の考えや思いを交流し、よりよい授業づくりを通して、子ども一人一人の力を伸ばす。そんな流れをみんなで創る教職員スタッフを誇りに思いますし、感謝しています。今年度もあと2ヶ月余り、各人で自分の取組を省察してまとめ、スキルアップにつなげてほしいとと期待しています。

 




 2020.01.15 No.331  

「仲間を信頼して(1,2年生への応援メッセージ1)」

 昨日今日の両日、生徒会の常任委員の3年生と校長室で昼食を共にしながら談笑しました。どの生徒からも、「企画や運営は大変だったけれど、やってよかった!」「あいさつ運動をはじめ、周りのみんなが応えてくれて意識が変わってきたことに感謝しています!」そして何よりも「楽しかったです!」と笑顔で話す姿がとても印象的でした。今後について、「東新ライフのきまりは無理のない内容だから、みんなで守って生活してほしい。」「最近、時間ギリギリで登校してくる生徒が増えたので改めたい。」など前向きな意見も聞かれました。
 顧問の森岡先生は、「最初は活動に戸惑うこともあったけれど、今は自分たちでPDCAサイクルをしっかり回して運営しています。」と、1年間寄り添ってきた生徒の成長を嬉しそうに話してくれました。また、2年生の新役員や後輩達へ応援メッセージも添えてくれました。間もなく卒業する寂しさと、新たな高校生活への期待を感じた一時でした。

 




 2020.01.10 No.330

「祝70周年 体育着のデザイン」

 新調される体育着のデザインにはどのような意味が込められているのでしょうか。まず「3本のアーチ」は、日本海の波を表現したものです。校歌の一番に歌われる新潟港は、かつて沼垂湊、新潟津、蒲原津の3つが一つになったものです。この3つの港から「3」をとって波を表現しました。次に、東新潟中学校は沼垂小・笹口小・木戸小の3つの小学校区から成り立っていることからも「3」を。そして当校の所在地である山木戸の地名は昔、鴉俣(からすまた)とも呼ばれており、和歌山県の熊野神社に関係があるとのこと。この神社の守り神が、サッカー日本代表のユニフォームのエンブレムに使用されている3本足の八咫烏(やたがらす)で、その縁起を担いで「3」をとっています。
 さらに新潟港の安全を守る灯台と、水平線の向こうに見える佐渡島の美しい風景を図案化し、スクールポリシーである「力の東新」を位置付けて、生徒が未来に向かってたくましく成長してほしいという願いを込めました。胸にはえんじ色の「校章」と紺色のネームが入いっています。

 




 2020.01.09 No.329

「ファイト!!」(3年生への応援メッセージ1)

 3年生の多くが1月21日から始まる「私立高等学校受験」に挑戦します。何よりも健康に留意して臨んでほしいと思います。また、受験期のお子さんをもつ保護者の皆さんとっても不安の種は尽きないことと思います。しかし、親以上に不安を抱えているのはお子さん自身ですので、ここは「受験を経験して大人になっていく」と割り切り、ほどよい明るさを保ちながら、見守ってあげてほしいと思います。
 生徒の皆さんは、支えてくれている親に感謝を言葉にして伝え、決意を新たにしてほしいと思います。「たかが受験、命までとられるようなものではない。社会に目を向ければもっともっと厳しい状況で頑張って生活している子どもたちがたくさんいる。だから、お世話になった人がいるから、その期待に応えるべく自分はベストを尽くす。」そんな構えで当日を迎えましょう。
 私が中学・高校時代によく聞いた「中島みゆき」というシンガーソングライターがいます。北海道生まれの彼女は単身ギター一本でデビューし、あの名曲「時代」を大ヒットさせました。そんな彼女の曲に「ファイト!!」という歌がありますので、3年生に贈ります。よかったら聴いてみてください。


 


 2020.01.08 No.328

「新制中学発足の頃」

 昨年末、地域の茶の間「よろてば沼垂」広報誌(毎月500部発行、沼垂東・日の出・本馬越地域に回覧配布)に、東新潟中学校の創立の頃の歴史について寄稿してほしいと、世話人の佐藤様からご依頼があり、喜んでお引き受けしてペンを執らせて頂きました。地域の学校である東新中を改めて紹介する機会を頂き、ありがとうございます。
 折しも今年は創立70周年の節目を迎え、3月には第70回目の卒業式が行われます。その間、25399人の同窓生を送り出して今日に至っています。
 日本の戦後間もない荒廃した時代の中で、どのように先人の方々が教育の復興に立ち向かっていったのかを、学校沿革史や市義務教育史などを紐解きながら紹介できればと思います。「東新潟中学校の軌跡」3回シリーズですので興味のある方はご覧ください。









 2020.01.07 No.327

「令和2年始動」

 いよいよ2020年、令和2年がスタートしました。今朝、全校朝会を行いました。校歌斉唱、森平生徒会長の朝の挨拶に続き、新年にちなんで2つ話をしました。一つは干支「子」の意味と神話について、鼠は自己理解、思考力・行動力に秀でていたから一番になったという話をしました。もう一つは、東新潟新潟中学校創立70周年に関連して「校章」の意味について、シンプルな校章の「中」の字体は、旧制県立新潟中学校(現新潟高校)の「校章」を参考にしたものだということや、卒業生の実績によって意味づけられるという話を聞いて生徒も職員も驚いていました。3年生が卒業するまで「39日」、1、2年生の後期残りの授業日は「50日」という話に、生徒の顔が引き締まりました。
 その後、松嶋教頭先生からは、創立70周年の節目に、リニューアルされる半袖体育着についての話がありました。
 続いて、乙川生徒指導主事から、これまでの落とし物から、持ち物の自己管理と物を大切に扱うことについて話がありました。
 この日の整列の号令は、新応援団長の中村さんが元気よく行いました。

 


 2020.01.06 No.326

「謹賀新年」

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 「校長室ブログ」をお読みくださりありがとうございます。また、旧年中は様々な面でお力添えを頂きありがとうございました。
 令和2年、東新潟中学校創立70周年の節目、教職員一同、気持ちも新たに生徒の健やかな成長のため、東新潟中学校の発展のため、微力を尽くしてまいります。
 本年もどうぞ宜しくお願いいたします。(左の写真は生徒作品です。)

令和2年 1月 元旦
新潟市立東新潟中学校 
校長 津野庄一郎

 




 2019.12.25 No.325

「躍」

  元号も平成から令和に改まり、気持ちを新たにした1年がまもなく終わります。毎年恒例となった今年の漢字で最も得票の多かったのは「令」という一字でした。私は今年の教育活動を振り返ったときに、思い描く漢字は「躍」です。「躍進」とか「活躍」とか「躍動」の「躍」です。その理由は、全校生徒一人一人が様々な場面でよく頑張っていたからです。その結果、個人としても集団としても、着実に成長していると感じています。また、その裏には親身になって支えてくれた地域・保護者の皆さんや教職員の姿があります。
 2020年もスクールポリシーである「力の東新」を掲げ、創立70周年にふさわしい東新潟中学校をみんなで創っていきましょう。皆さんよいお年をお迎えください。感謝!

 



 2019.12.24 No.324

「Merry Christmas」

 昨日3,4限に視聴覚室と調理室で,7.8.9組の生徒による「クリスマス会」が行われ参加しました。今年も生徒が企画・運営し,生き生きと表現している姿に感動しました。クイズや英語劇,ダンスや歌など心のこもった発表が素晴らしかったです。また、生活単元学習で製作した「どくだみ茶」「クリスマスリース」「コーヒー殻の脱臭袋」の販売や、「サツマイモのチップス」や「干し柿」の試食などもあり楽しく充実した時間になりました。
 保護者の皆さん、ボランティアやサポーターの皆さんご多用の中、ご参会くださりありがとうございました。また、いつも生徒を支えてくださっている支援員の先生方、ありがとうございます。皆さん、よい年を迎えられますようお祈りいたします。

 



 2019.12.23 No.323

「キャリア教育の集大成」

本日午後、3年生全員が地域の方(10名)を講師にお招きして、高校受験に備えた「集団面接」に臨みました。生徒は本番さながら、とても緊張した面持ちで真剣に取り組んでいました。人生の先輩である講師から、入退室の仕方や受け答えの内容に至るまで丁寧に的確なアドバイスをいただくなど、貴重な経験を積むことができました。
この外部講師による面接練習は、1年生の職業講話、地域防災訓練、2年生の職場体験、3年生の高齢者福祉施設訪問に次ぐ、「東新中のキャリア教育の集大成」としての活動です。
生徒のためにご多用の中、快く講師をお引き受けてくださいました皆様、また、講師を探して段取ってくださった地域教育コーディネーターの皆さんに改めて感謝申し上げます。 

 




 2019.12.20 No.322

「しっとりとした空気」

 久しぶりに3年生の授業をじっくり参観しました。それは長谷川先生の国語「奥の細道」にみる俳人松尾芭蕉の人間観を捉えていく内容でした。先生の範読に続いての音読、その後生徒は自分の解釈をまとめた後に、小グループで互いの考えを伝え合いながら、ホワイトボードを使って明示化していきました。先生の細かい指示などはなく、いかにも慣れた風で進めていました。
 中でも嬉しかったのは、教室がとても穏やかでしっとりとした空気に包まれていたことでした。生徒とかかわる先生方が授業を丁寧に進めるとともに、上手に指導・支援しているからだと思いました。
 高校進学の受験を控えた時期だからこそ、こうしたしっとりとした学級・学年の空気が大切になると思っています。そう思って3年生の廊下を見ると、一人一人の受験に向けた行動目標が掲示されていました。
 冬休み前の授業もあと2日、健康に留意して努力を重ねてほしいと思っています。

 






 2019.12.19 No.321

「東新の子に勇気を」

 昨日、「創立70周年記念事業第1回実行委員会」が開催されました。正副実行委員長及び委員は、現在の金子会長をはじめとするPTA役員の皆さんが快くお引き受けくださいました。その後松嶋教頭から示された実施事業案も大筋で認められ、本当に有り難いことと感謝いたします。今後は事業を展開するための寄付をいつから、どこまで、どのように集めるのかの確認や各部門の内容の具体を明らかにしていくこととなります。
 10年の一度の節目の年、業務削減を優先すれば特別なことはしないという選択もありですが、私はこの節目に、幾多の苦難を乗り越えてきた東新の歴史に光をあて、謙虚に学び、東新中に係わるすべての方々が、改めて「母校に対する自信と誇り」を感じるまたとない機会と捉えています。そのことがこれから未来を生き抜く「東新の子どもたちに勇気を与える」と考えるからです。
 働き改革の時勢ですので、選択と集中を図りながら最大効果を求め、過不足なくかつ効率的に準備をすすめていきますので、今後ともご理解とご協力をお願いいたします。

 



 2019.12.18 No.320

「東新のカラダウィーク」

 今日から昼休みの時間を使って、生徒会・常任員会主催の「東新のカラダウィーク」が始まりました。この活動は、お互いの協力と信頼を深めることを目的として企画されたものです。他学年との縦割りグループで、馬跳びや人間知恵の輪、腕立て伏せなどのミッションをクリアさせてパズルを作り、そこ書いてあるクイズを正解させ、その時間の速さを競うものです。
 生徒は学年男女分け隔てなく、互いにコミュニケーションを図りながら挑戦していました。みんな意外と難しかったようですが、笑顔で楽しんでいました。いいね!

 


 2019.12.17 No.319

「これより始まる」

今朝は、生徒会新役員の任命式があり、7名の新役員に任命書を手渡しました。折り目正しい姿がとても爽やかでした。その後、新役員を代表して生徒会長の相澤さちさんが、全校生徒が力を合わせて選挙運動を行ったことへの感謝と、70周年の節目を迎えるにあたり、東新の生徒会を盛り上げていくことへの決意を堂々と述べました。また、全校生徒からの拍手がその場を温かく包みました。
 「これより始まる!」先輩からしっかりとバトンを引き継ぐとともに、新しいことにも挑戦して、潤いのある東新を創っていってほしいと思います。

 



 2019.12.16 No.318

「遠望」

 今年も残すところ2週間あまり。時の移ろいの早さを感じます。今日は雲一つない快晴に恵まれました。昼食後、ある職員から「山がとてもきれいですよ。」と教えてもらったので、4階の学習室に足を運び外をのぞいてみると、遠くの飯豊の山々が白くなっているのが見えました。グランドには野球部とサッカー部が、テニスコートには男女の部員が生き生きと練習している様子も見えました。3年生の教室では、面談を待っている生徒が、問題集や面接ノートを広げて勉強している姿もありました。心和む一日でした。

 




 2019.12.13 No.317

「教えること」

○ 本日、三小学校の特別支援学級の児童と当校生徒の交流会が行われました。私も今朝、生徒玄関で児童を迎えました。するとある小学校の先生が、「東新潟中学校の校長先生です。皆さんでご挨拶しましょう。」と生徒を並ばせてきちんとあいさつをするよう促したのです。そこで私も「皆さん、おはようございます。ようこそおいでくださいました。…」と言葉を掛けることができました。私が嬉しかったのは直接あいさつをもらったこと以上に、他校に訪問したならば、きちんとあいさつをするものだということを身をもって子どもに教えている先生の姿に感動したからです。出迎えている人に正対させ、相手の顔を見てきちんとあいさつをする。児童はそれを実践し、実社会と係わるすべを学びます。一見些細なことのように思われることに、気を回せる先生はさすがだなと感じました。その後の交流会も、中学生のリードのもと終始和やかな雰囲気に包まれて終わりました。感謝!

○ 「SNSでつながった知らない人と実際に会ったことがある。」これは当校のアンケート結果からも散見されているのでとても心配になります。お子さんは大丈夫でしょうか。もし相手が悪意をもった人物だったとしたら、友達ができたなどと喜んではいらせません。不審者は郊外ばかりでなくネットにも潜んでいます。また、今は検索一つでいくらでも有害サイトに簡単につながる時代です。スマホ等を子どもに買い与えている保護者の皆さんは、改めてその責任において、便利さの裏にある怖さと正しい使い方を教えてください。「まさか!」と気付いたときにはもう手遅れだったという事態にならないためにも。よろしくお願いします。

 






 2019.12.12 No.316

「マイ ハッピータイム(山茶花)」

〇 中庭の山茶花が赤い花を咲かせ、心和ませてくれます。もうすぐ白い冬がそこまで来ています。今日から17日(火)まで、全学級で「保護者懇談会」が行われます。保護者の皆様からは、ご多用の中、差し繰っておいでいただけることに感謝申し上げます。ご家庭と学校がともに手を携え、子どものために何ができるのかを考える時間となれば有り難いです。よろしくお願いします。

〇 今朝、先日「1学年の職業講話」においでくださった講師が、わざわざお礼の手紙をもって校長室を訪ねてくださいました。それには「…丁寧にもお礼の感想文を頂きましたこと大変嬉しく感激しております。読ませていただきながら思わず涙のこぼれる思いでした。講話中も一生懸命メモを執りながら聞いたことに加え、個々の感想文まで頂けましたことに改めて感謝申し上げます。これからも「力の東新」の精神のもと、文武両道での活躍を心より祈念申し上げます。…」とありました。心温まるエール、ありがとうございました。また、今回もご縁を提供してくれた当校の地域教育コーディネーター(佐藤さん、霜越さん、中村さん)に感謝します。

〇 先日、「第27回木戸地区音楽芸術文化祭」の係である桑野さんが、参加のお礼にと当校吹奏楽部の演奏を収めたDVDと写真をもって来校されました。いつも地域から支えられている生徒が、何か恩返しできることないかということで参加している活動です。貴重な機会と記録をありがとうございました。

 






 2019.12.11 No.315

「成長した2年生」

 12月9日(月)午後、「生徒会立合演説会」では、各立候補者及び責任者の熱のこもったスピーチが繰り広げられました。どの生徒も自分の考えを堂々と述べて支持を訴える姿は、感動的でさえありました。「爽やかなあいさつが今以上に飛び交う東新にしたい。」「みんなの意見をもとに、委員会活動をもっと盛り上げたり、生徒同士の交流を深めていきたい。」そんな熱い思いが語られていました。また、選挙人である生徒もメモをとるなどして真剣に耳を傾け、候補者の思いに応えていました。本当にもう誰が選ばれてもきっとよきリーダーとして頑張ってくれるはず、そんな期待を膨らませるとともに、挑戦した皆さんの勇気に惜しみない拍手をおくります。
 今後は「ノーサイドの精神」で、お互いをリスペクト(尊重)し、「ONE TEAM」となって東新潟中学校をさらに盛り上げていってほしいと思います。
今年も投票は、実際に国政選挙等で使用している「記載台」と「投票箱」を区役所からお借りしました。選挙管理員会の皆さんも運営から投票・開票 まで気の遣う作業、本当にお疲れ様でした。また、指導の本間雅之先生、ありがとうございました。

 


 2019.12.10 No.314

「新潟教育アート展」

 下越美術教育研究会が主催する「第16回新潟教育アート展」の審査が行われ、約2万点の作品応募の中から、当校から8名の入賞がありましたので紹介いたします。

優秀賞:
木戸雄飛さん(3年)

奨励賞:
丸田歩夢さん(1年)
薄田夕奈さん(3年)
笠原俊輔さん(3年)
関 優太さん(3年)
本間大翔さん(3年)
山口綺良さん(3年)
山口流奈さん(3年)

 なお、作品は年明けの1月4日~11日まで新潟市新津美術館で展示されますので、ご覧ください。

 






 2019.12.09 No.313

「マイ ハッピーターム(師走)」

〇 東新潟中学校区の新潟駅南けやき通りでは、今年も「光のページェント」で200本のケヤキの木に約26万球のLEDが点灯し、見事な光で彩られています。12月6日の点灯式では、当校の生徒も駆け付けて笹口小の児童とともに盛り上げたようです。心が温まる校区のイベントです。

〇 生徒会の「爽増キャンペーン」の取組が行われいます。例えば風紀委員会(委員長:佐藤さらさん)の「ありがとうの木」の活動では、全校生徒から感謝のコメント(付箋紙)がボードに所狭しと掲示されています。仲間の何気ない言動で、元気をもらったり、明るい気持ちになったりすることがありますね。こうした認め合い支え合い、高め合う力こそ、先輩から受け継ぎ求めている「力の東新」の姿です。

〇 12月7日(土)、「BSN杯新潟県中学校新人バスケットボール大会新潟地区予選会」が行われ、東新は男女のチームが出場しました。男子は優勝した新潟柳都中と、女子は8位入賞の小針中と1回戦で当たり敗れました。県新人大会出場はなりませんでしたが、次につながる貴重な経験を積んだようです。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」そこから何を学び、明日に生かすかが大事ですね。男女とも本気のプレーに拍手! 顧問の横山(美)先生、谷川先生お疲れ様でした。

〇 12月7日(土)「第43回新潟県アンサンブルコンテスト」が新潟県民会館で行われ、中学校の部で東新から2チーム(管楽五重奏、木管五重奏)が出場し、いずれも「銀賞」を受賞しました。顧問の松川先生は、「普段通りの演奏ができていればもう少し…」と話し、一発勝負の難しさを改めて感じたようです。「失敗と書いて成長と読む。」きっと目標を突破してくれることでしょう。期待しています。

 




 2019.12.05 No.313

「ONE TEAM」

 次期生徒会役員を決める選挙運動が佳境を迎えています。今年も昨年同様2年生から12名の生徒が立候補しました。今朝も廊下では、候補者や責任者などが生徒に支持を呼びかけていました。また、昼の選挙放送でも、各候補者が要点を捉えた演説を行うなど選挙や生徒会に対する関心も高まっているようです。陰で支えている選挙管理委員会(委員長:溝口湊生さん)の運営も見事です。
 来週月曜日の立合演説会、その後投票及び開票と進むわけですが、民主的な手続きに則りながら、創立70周年にふさわしい生徒会を切り拓いていくリーダーを選び、「ノーサイドの精神」で「ONE TEAM」となり、前進してほしいと期待しています。

 






 2019.12.04 No.312

「オール東新潟」

 12月3日(火)午後、当校で東区教育支援センター主催の「東新潟中学校区教育ミーティング」が、お二人の教育委員さんをお迎えして行われました。
 授業参観の後、教育委員会事務局による「地域と学校パートナーシップ事業」や「コミュニティ・スクール」について、田村校長先生(笹口小)からは、ロゴマークの紹介と中学校区の目指す子ども像「めあてをもち、進んで行動する子」に込められた願いについて、各校担当からは目指す子ども像を象徴する取組について、それぞれ説明がありました。(東新潟中:地域貢献活動、木戸小:木戸っ子ウィークラリー、沼垂小:体育まつり、笹口小:光のページェント)その後、各グループで「育む子ども像の実現に向け、保護者・地域・学校の連携はどうあればよいか」のテーマについて、ファシリテーションで活発な意見交換が行われました。
 「東区と中央区の行政区の壁を乗り越えるには、顔と顔を合わせた情報交換・共有が必要であること、地域・保護者の中で温度差はあっても、役員が楽しく活動し、そのよさを様々な人に伝えていくこと、どの小学校区も保護者・地域がまとまっており協力的であること、中学生の地域防災の協力に対する期待がとても大きいこと」などが特に印象に残りました。
 今後はここに子どもたちも加わり、意見を述べていくような場があるとより充実した内容になると思いますし、子どもたちを地域一体となって見守り育てる風土をさらに発展させていきたいと感じました。貴重な場を提供してくださいました教育委員会をはじめ、ご参会の皆さんにあらためて感謝申し上げます。

 


 2019.12.03 No.311

「ジュニア展」

 第50回新潟県ジュニア美術展覧会で、今年も当校から、1年生和泉宏征さん(奨励賞)、2年生村山このみさん(優秀賞)、3年生長岡さわ希さん(優秀賞)の3名が入賞しました。おめでとうございました。作品は12月12日(木)まで新潟県民会館で展示されています。ぜひ、子どもたちの感性豊かな心のこもった作品をご覧ください。

 



 2019.12.02 No.310

「暖かい気流をつくる」

 11月30日(金)午前、東区教育支援センターの指導主事訪問(2回目)がありました。校長による学校評価等の説明の後、全18クラスの授業を参観していただきました。指導主事の先生からは、「どの教室の黒板を見ても綺麗で、全面がすっきりとしており、UDLの教室環境が行き届いています。生徒や学級担任の普段からの細かい気遣いがよく伝わってきました。」「どの教室もとても落ち着いた雰囲気の中で、授業が進められていますね。」などという嬉しいコメントをたくさんいただきました。惜しむらくは、「教師が子どもの発言に対して、しっかりと名前を呼んで称賛のレスポンスがあるといいですね。」「振り返りの場面で、宿題など家庭学習につなげる働きかけがあるといいですね。」といった貴重なご指導もいただきました。私も含め、教師の「応答力」に磨きをかけ、暖かい気流をつくっていきます。ありがとうございました。