校長室ブログ


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 2019.09.30 No.273

「読書の秋」

 9月27日(金)北信越地区学校図書館研究大会・新潟県学校図書館研究大会(新潟市大会)が開催され参加しました。新潟市は全国に先駆けて学校司書の全校配置を進めてきた図書館教育の先進地です。当校の2つの図書館も佐藤司書さんのお陰でとても充実しています。今後とも図書館が「読書センター」・「学習センター」・「情報センター」の機能を発揮し、生徒の学びが一層充実していくといいなと期待しています。
 先日、図書委員長の野澤さんが「校長先生のおすすめの本を紹介してください。」とカードを届けてくれました。街の本屋さんでよく目にするお薦めの本のポップ(POP)。あんな風にズバリ、自分の感想を一言で言い表すのは意外と難しいものですね。どんなPOPが集まるのか楽しみです。
「活字離れ」が叫ばれているただ中、良書との出会いは、脳を活性化させるだけでなく、様々な見方や考え方に触れ、自分の生き方を見つめ直す機会にもなります。テレビやゲームもいいですが、生徒にはいい本とたくさん出会えるようにと願っています。 


 



 2019.09.27 No.272

「つらい時、どう乗り越える?」

 9月26日(木)「中学校・高等学校進路指導連絡協議会」が新潟会館で開かれ参加しました。この会は県中学校長会・県高等学校長協会が毎年交互に主管となって開催されるものです。今年はリクルートのキャリアガイダンス編集顧問の角田浩子様を講師にお迎えして、ご講演をいただきました。特に企業の採用面接の際、「あなたは辛い時、どのようにしてそれを乗り越えたのか?」という質問に対する答えの中に、「①自分を反省したか。②周りの人の力を借りたか。」の内容があるかないかが、1次面接合格のポイントだというリアルなお話や、「対立やジレンマの問題に対して折り合いをつける力は、脳科学的にも思春期に身につく」といったお話が心に残りました。
 子どもたちがこれから生きていく社会は、人も、文化もより多様になると思われます。だからこそ、多様な考え方や異なる立場の意見をすりあわせて、合意形成できる力を身に付ける必要があることをあらためて感じました。それは日々の授業をはじめとする学校生活の中で育まれていくものであり、東新が求めている「対話」の意義でもあります。また、高等学校の校長先生方と親しく歓談できたのも収穫でした。


 







 2019.09.26 No.271

「東風祭パネルふたたび」

 東風祭で掲げられたパネルが東区市民プラザのホールで9月30日(月)まで展示されています。どの作品も甲乙つけがたい力作です。各パネル長の熱いメッセージとともに掲示されていますので、お時間がございましたらぜひお立ち寄りください。
<私たち黄軍「雷鬼」は、日本古来の神様の「雷神」をモチーフにしました。雷神ならではの迫力を出すために、腕を手前に出し、腕の線を太くしました。
 雷神に何種類も色を重ねて光や影をつけ、立体感を出しました。雷神+軍団名の文字を目立たせるために、背景を暗い色にし、文字に雷のような迫力を出したかったので、銀紙の上から金紙で影をつけました。黄軍を活気づけ、応援の後押しができるように願いを込めて作りました。(黄軍パネル長:平井綺心)>
<赤軍は汗血馬をモチーフとしてパネルを作りました。特に見てほしいところは2つあります。1つ目は、一番見所がある汗血馬の顔です。顔に迫力を出すために大きく描いて線を太く影をくっきりとつけることでどんなものも超えられるような力強さを出すことができました。2つ目は、文字の「燦華」です。黒を基調とし、金で覆うことでかっこよく立派な文字な文字となり、さらに緑やオレンジが加わったことで燃え上がる「燦華」になりました。
「燦華」という文字には「華やか」があると思います。まさに「燦華」にぴったりなパネルになったと思います。(赤軍パネル長:田中光利)>
 「今年の青軍のパネルは、広大な大地を駆け抜けるホワイトタイガーです。青軍「彪牙」の熱くもさわやかで強い様を表現し、描きました。白い虎を際立たせられるように背景の氷や結晶にも力を入れました。
どんなときでも「笑顔・全力・愉しむ」を心に刻み、四冠を狙いに行く青軍「彪牙」らしさを前面に表した、最高・最強のパネルです。>(青軍パネル長:狩野流瑠)


 







 2019.09.25 No.270

「新しい風!!スマイルボランティア」

 9月24日(火)「スマイルボランティアデイ」をスタートしました。月1回のボランティアを呼びかけたところ、8名の登録がありました。当日はそのうち6名の方がボランティア活動に参加してくださいました。14時に集合し、学校長のお礼のあいさつの後、自己紹介と打合せを経て、印刷業務、ラベル貼り、仕分け作業、窓清掃を行い16時に終了しました。みなさん、テキパキと仕事に取り組んでくださり、予定した以上の成果がありました。ありがとうございました。ボランティアは当校の卒業生も多く、当時のことを懐かしく会話するなど、学校、保護者、地域とのコミュニケーションの輪が広がりました。今回は初めての企画でしたが、この活動が継続するようシステムを整えていきたいと思います。次回は10月24日を予定しています。この活動を通して地域との絆を更に強め、生徒が充実した学校生活を送れる支えとなればと思っています。また、ボランティアはいつでも受け付けておりますので、学校(担当:荒川)へご連絡ください。(コメント:主幹教諭 小林正樹)

 


 2019.09.24 No.269

「適度な依存」
 
 9月20日(金)北区文化会館で「第32回下越生徒指導研究大会」が開かれ参加しました。昨年に引き続き、関西外国語大学教授の新井肇先生を講師にお迎えし、「学校における危機対応の考え方と進め方~自殺への対応事例を中心に~」のご講演をいただきました。先生と歓談させていただく中で、「大人はよく自立を口にするけれども、自立した大人はいるのでしょうか。むしろ適度に依存することが大事ではないですか。つまり、人とつながり、ともに支え合ってしか生きていけないことを自覚すべきなのです。児童生徒ならなおさらですね。」という言葉が胸に刺さりました。
 今は「適度に依存する。」「人に頼っていいんだ。」という安心感をもたせてあげることが必要な子どもが少なくないように思います。はじめから完璧にできるはずがありません。大人の子どもに対する先入観、決めつけや思い込みを排除することが危機回避の要諦であると感じました。感謝


 




 2019.09.20 No.268

「マイ ハッピータイム(お彼岸)」

〇 9月19日(木)の放課後、「JRC委員会」の皆さんが中庭整備の奉仕活動を行いました。用務員の武田さんの切り落とした枝をかたづけたり、落ち葉を拾ったりと担当の柳先生ともども一生懸命に作業をしてくれたお陰で、すっかりきれいになりました。ありがとうございました。

〇  「学校支援フォールドワーク」の学生からお礼状が届きました。生徒や職員への感謝、学校現場に対する理解、教師になる思いが綴られていました。2人とも一生懸命に仕事をしていただき、こちらこそ感謝です。  

〇 9月17日(月)「PTA四役会」が行われ、松嶋教頭より「令和2年の70周年記念の日程と組織体制、夏の体育着の新調などが了承され、10月に行われる地域貢献活動の分担や楽しみな豚汁づくりなどの確認も滞りなく終えました。」という報告を受けました。また、小林主幹が過去の周年行事の一覧を整えて、「同窓会」のページに掲載してくれましたのでご覧ください。

〇 先日、新潟教弘の丸山常務取締役がお見えになり、「生徒指導激励金」を受け取りました。新潟県下で16の中学校が対象です。生徒や教職員の不断の努力が認められて嬉しく思います。有効に活用させていただきます。ありがとうございました。



 



 2019.09.18 No.267

「ローマは一日にしてならず」

 爽やかな秋の気配を感じる今日、2日間にわたる前期定期テストが終わりました。生徒の皆さんは学習の成果を発揮できたでしょうか。どの教室も真剣に頑張る姿がありました。言うまでもなくテストは自分の知識の定着や理解度を推し量る材料です。また、自分の授業や家庭学習への取組を反省する機会でもあります。ところで、テストが返却された後、皆さんはどうしますか?先生の解説を聞いて終わりでしょうか?
 私は「教科毎にテスト用のノートを作り、そこにテスト問題と解答用紙を貼り付けます。その上で自分はなぜ間違えたのか、なぜ答えられなかったのかを考察してその理由を書き記し、その問題を最低3回は解く。」という生徒を知っています。それがどれほどの効果を発揮するかは想像に難くないでしょう。テストは自分の今の力を、今の自分の取組を教えてくれます。勉強がわからない、おもしろくない…。もし仮にそうした「感情」をもつ人がいたならば、まずは授業ノートをしっかりとまとめ、家庭で宿題はもちろんワーク等の予習・復習をする「行動」をとることです。その見通しをもつ時間が「東新タイム」です。実際の「行動」が、必ずわかった、おもしろい…というプラスの「感情」に変えてくれるはずです。「ローマは一日してならず」これより始まるです!


 
 2019.09.18 No.266

「水島先生(旧職員)デビュー」

 附属新潟中学校の教育研究発表会の(10月18日)案内リーフレットが届きました。中を開くとどこかで見たような…。そう、昨年まで当校で勤務していた水島太一先生の写真が目にとまりました。バスケットボールを小脇にかかえているところが笑いを誘いますね。全国の先生方に英語を学ぶ楽しさを思い切り発信してください。頑張れ!

 




 2019.09.17 No.265

「日本社会科教育学会全国研究大会で」

 9月13日(金)~15日(日)日本社会科教育学会全国研究大会新潟大会が新潟大学を中心に開催され参加しました。全国から600名を超える参加者が集まり、実践研究や学術研究の成果を発表しました。13日は小中高校の公開授業の他に、夜には中国・韓国の教育訪問団の「歓迎レセプション」も行われました。参加くださいました校長先生・教頭先生方に感謝申し上げます。その中で特に心に残ったのは、韓国の南先生が「韓国と日本が政治的にはギクシャクしても、教育や文化の交流は尊重されるべきで、東アジアや世界の平和こそ、一番大切にしなければなりません。」と流ちょうな日本語で話されていたことです。最終日には当校の山貝洋輔先生が「社会科における個の学びを深める手立ての工夫~1枚ポートフォリオの活用を通して」と題して、公民的分野「司法権の独立と裁判」の授業実践研究の一端を発表しました。若手らしく謙虚に学び続けようとする姿勢が素晴らしいです。



 
 2019.09.13 No.264

「心豊かな子どもたちへ」

 9月12日(木)市内のホテルで、第75回指定都市PTA情報交換会新潟大会が開催されて参加しました。北は札幌市から南は熊本市まで16の各都市のPTA役員及び教育関係者が集いました。まず、昭和22年の戦後間もない時期に本会が発足し、以来75回の歴史を刻んできたことにびっくりしました。分科会では「魅力あるPTAの創造」「多忙化解消のために求められているPTAの役割と研修」「安全・安心子どもを取り巻く環境問題への取組」などのテーマを基に活発な協議が行われました。また、交流会は、各都市毎の趣向を凝らしたパフォーマンスで大いに盛り上がり、和やかなムードに包まれました。




 
 2019.09.12 No.263

「働き方改革の現在地」

 9月の中学校長会は、横浜市立山内小学校の佐藤正淳校長先生からご講話をいただき、自校の取組を見つめ直す機会となりました。特に先生方のハッピーが子どもの笑顔をつくるという信念のもと、行政・民間企業等を巻き込んだダイナミックな取組は示唆に富むものでした。また校長として「KKF~感性,覚悟,フットワーク~」のキーワードを大切にして実践していることも参考になりました。
 今、教育委員会では「月あたり平均時間外勤務時間45時間以下の教員を増やす」として、「学校閉庁日」「年休取得促進日」の設定や「一定のルールに基づく時間外電話対応」などバランスのとれた勤務のための取組を後押ししてくれています。
 中学校は日々の授業準備や生徒指導に加えて、部活動指導などがあります。また、どの学校にも介護をかかえていたり、子育て中だったり、健康に不安をかかえたりという状況の中で一生懸命頑張っている教職員がいます。あらためて互いに認め支え合う職場の風土づくりと余裕が大切であると感じています。
 子どもたちの笑顔のために、質の高い教育を確保し、その一方で働き方改革を進めていくという難しい挑戦はこれからも続きます。

 





 2019.09.10 No.262

「東風祭、感動をありがとう!」

 9月7日(土)晴天に恵まれて、令和初となる伝統の「東風祭」を成功裡に終えることができました。3年生は中学校生活最後悔いが残らぬよう、2年生は来年の自分を先輩の姿に重ねて、1年生は軍団対抗の醍醐味を感じながら、一人一人精一杯頑張りました。競技・応援・パネルはもちろん実行委員会(委員長:小嶋志歩さん)を中心とした生徒の手による運営も見事でした。
 各リレーでは絶妙のバトンパスや離されても決してあきらめずに駆ける姿、閉会式の表彰では、勝っても負けても涙を流して祝福の拍手をおくる姿、各軍団長の仲間の努力を称え感謝するスピーチに、私は何度も心を打たれました。感動をありがとう!「勝っておごらず負けて悔いなし」正々堂々の姿で、前期後半の学校生活を締めくくってほしいと期待しています。
 残暑厳しい中、金子PTA会長、小林同窓会長、和泉同窓会名誉会長、増井育成協会長、青柳前育成協会長をはじめとするご来賓の皆様、保護者・地域・卒業生の皆さん、最後まで温かいご声援をありがとうございました。これからも「東新の子」をよろしくお願いします。

 






 2019.09.06 No.261

「令和初の東風祭へ」

 全校生徒の日頃の精進の賜でしょうか。予報によると明日は今日と同じ、「晴れ時々曇り、最高気温33℃」が見込まれています。今日の予行練習を見てもわかるように、体調や体力は一人一人違います。ですから今日は無理をせず早めに就寝し、しっかり食べて本番に備えてほしいと思います。また、全体指導でもあったように熱中症を軽視せず、帽子や濡れタオルの用意など「暑さ対策」に万全を期してください。保護者の皆さんのご協力をお願いいたします。
 学校でも生徒の安全確保を第一義とし、一斉給水タイム、ミストシャワーやタオル用バケツの設置、グラウンドの散水、プログラムの柔軟かつ的確な進行等につとめます。保護者・地域の皆様も支度を調えてぜひ応援にいらしてください。よろしくお願いいたします。



 
 2019.09.05 No.260

「東新で学ぶ」

 新潟大学理学部から「教育支援フィールドワーク」の1年生2名(住吉さん、赤山さん)が、8月29日から東新潟中学校で学んでいます。(9月13日まで)授業参観をはじめ学校現場の様々な仕事を体験し、教育に対する見方・考え方を広げてくれると期待しています。学習支援ボランティア3年の野村さんとともに、朝から一生懸命に頑張っています。感謝!


 







 2019.09.04 No.259

「日常に生かしてこそ」

 9月7日(土)の当日に向けて、今、3年生を中心に東風祭活動が佳境を迎えています。全校生徒が本番前に声をからしてしまうのではないかと思うほどの熱の入れようです。生徒の皆さんスタミナは大丈夫でしょうか?いかに本番で最高のパフォーマンスを発揮するか。体調管理も含めて各軍団の調整力が問われます。
 さて、東風祭活動の頑張りは、学校の日常生活にいかされてこそ意味があります。
あいさつや時間を守るといった相手意識、校歌や清掃といった愛校心は高まっていますでしょうか。軍団の優勝は目標ではあっても、東風祭の目的ではありません。そう思って校内の清掃を巡回すると、誰に言われるでもなく一生懸命雑巾がけしている生徒の姿がありました。あいさつも自分から進んでする生徒が増えてきたように思います。東風祭活動の学びを、自らの血肉に変えてほしいと期待しています。 頑張れ!


 





 2019.09.03 No.258

「大人になれなかった弟たちに…」

 9月2日(月)1限1年3組で稲葉丞先生の国語「物語の読み」の授業研究(グループ研)が行われました。「登場人物の気持ちを代弁して手紙を書く」という単元のゴールを目指し、この時間では異なる課題をもつグループ員による交流・検討(ワールドカフェの手法)を通じて、登場人物の心情や行動の意図、作品に込められたメッセージを読み取っていくものです。生徒は自分達の読みを積極的に仲間に伝え、新たな気づきを得ていたようです。机間支援を通じて生徒に捉えさせたい内容を、機を逃さずに板書して価値付け、学級全体で確認するなどのきめ細かい指導が見事でした。惜しむらくは「解釈」や「根拠」といった国語用語を、場面に即して具体化してやると生徒はよりイメージが膨らむと感じました。こんな風にして一つの作品を学級の力を結集して味わっていいく授業は楽しいだろうなーと思いました。


 



 2019.09.02 No.257

「英語を楽しく学ぶ」

 8月29日(木)3年3組で新潟市中教研の英語部会主催の授業公開(関係代名詞の導入、西片宣明先生)があり、市内の英語科の先生方15名ほどが集まりました。笑顔で活動を展開する授業者に触発されて、生徒達も楽しそうに学んでいました。
 「主な授業内容は①すらすら英会話、②関係代名詞、③英文の組み合わせ練習、④日本の土産屋と外国人の客のコミュニケーションの4つです。特に②と④に関係をもたせたこと、場面設定が具体的・現実的であったので、生徒も意欲的にコミュニケーションを図っていました。ただ、説明によって買う買わないの判断を生徒に促すような働きかけがあるとよりオリジナリティが出ると考えます。とても明るい学級の雰囲気で、日頃から生徒と教師との温かい関係ができていると感じました。」(コメント:英語科 田中英明)

 

 2019.08.30 No.256

「サイン帳」

  「来週、あなたに見せたいものをもって学校行くから」とご連絡をいただき、今日、近藤俊明先生(中学校時代の恩師)が校長室にいらっしゃいました。紙袋から取り出したそれは先生が当時当校の3年生だった時、卒業していく際に教職員から書いてもらった2冊のサイン帳でした。(1954年3月6日)その1ページ目には初代古川大六校長の論語の「楽在其中」という文字が記されていました。
 黎明期の東新潟中学校を支えてくださった教職員の生徒に対する熱い思いが、その一筆一筆から伝わってきました。ありがとうございました。





 
 2019.08.29 No.255

「全国学力・学習状況調査」

 毎年4月に3年生を対象に実施している全国学力・学習状況調査の結果を、「全国」(公立校)と「東新潟中学校」で比べたところ、国語・数学で全国平均を上回りました。特に嬉しかったのは積み上げ教科と言われる数学が5ポイント余り上回っており、数学部が生徒の実態を的確に捉えて「週末課題で計算に習熟」させたり、「学び直しの機会」を設けたりして粘り強く取り組んだ成果が実を結んだことです。そう思って「生徒質問紙」(数学の勉強は好きですか)を見ると、肯定的な評価が65%と比較的高いことが分かりました。
 授業をはじめとする諸活動で、生徒のできた!わかった!認められた!褒められた!自信がついてきた!といった情意を高める教師の手立ての工夫に、個や集団の力を伸ばしていく鍵が隠されているようです。もちろん生徒の皆さんは、家庭学習の時間を確保して予習や復習を続ける努力を怠ってはなりません。結果が出るまで「続ける力」が求められているように思います。


 



 2019.08.27 No.254

「白龍」

 美術部は7年前から、沼垂祭りの西竜が島の灯籠画を描かせていただいています。
これまでは色のついた龍を描いてきましたが、今年は「白龍」に挑戦。6月に自分たちで図案を考え作業に取りかかり、夏休みに完成させました。
台風10号のため、雨や風が心配されましたが天気も落ち着き、8月16日朝9時に沼垂白山神社に集合し、そこから灯籠を動かして沼垂の地域を練り歩きました。西竜が島の方々とともに、夜に行われる「献額灯籠」の本番での活躍を願いながら、今年もがんばって練り歩きました。(コメント:美術科 荒川洋子)



 







 2019.08.26 No.253

「マイ ハッピーターム(残暑)」

○ 夏休みが終わり、今日から授業がスタートしました。元気な生徒の声や笑顔が学校に戻ってきて嬉しい限りです。廊下ですれ違った部活を引退した生徒に、次の目標は?とたずねたら「○○高校目指して勉強頑張ります。」と爽やかに返してくれました。一人一人自分の目標を立てて努力してほしいと思います。

○ 8月25日(日)午後東区プラザで開催された「新潟県少年の主張 新潟市地区大会」を参観しました。担当の長谷川先生、松嶋教頭先生も駆け付けてくださり、各校12名の発表に耳を傾けました。(応募作品1400余)当校からは原田満帆さん、野澤愛祈さんの2名が発表しました。(奨励賞受賞)原田さんは、自身の生徒会学年委員会の取組を振り返って、自ら考え行動することの大切さを。野澤さんは、友達との関わりの中で、自分の考えを伝えることの難しさと勇気の大切さを堂々と発表しました。どの発表も中学生らしい素直な考え方や物事に対する前向きな姿勢にとても感銘を受けました。アトラクションでは当校の合唱部がNコンでの曲を披露するなど会場を盛り上げてくれました。

 










 2019.08.22 No.252

「学び続ける東新の教師」

○ 8月21日(水)午前,沼垂小学校で恒例の「東新潟中学校区の小中一貫合同研修会・教育推進員会」が行われました。第一部は,新潟市立豊栄南小学校の坂上剛教頭先生をお迎えして、人権同和研修<生きるⅣ(中学生用)を活用した模擬授業形式>を行いきました。差別する側の都合のいい考え方(利用したい気持ちと避けたい気持ち)は、現代の原発問題を含めて今なお私たちの心の中にあること、差別される当事者の立場になって考え、無くしていく取組の大切さを学びました。
 第二部は,生活・総合部会など5つの部会に教師が分かれて、各校の取組や課題等の情報を積極的に交流し合いました。4校のスクラムが一層強固なものになったと感じます。
 午後は、当校のランチルームで、新潟県立江南特別支援学校の谷澤奈緒子先生、堀川ルリ子先生を講師にお迎えして「支援計画検討研修会」(担当:高橋映子先生)を行いました。本人の困り感に寄り添うといった支援の基本の大切さをあらためて感じました。また、抽出生徒への具体的な支援の方策も話し合われ有意義な学びとなりました。

○ 8月22日(木)午前、職員会議の後、「財務」と「ICT」のミニ研修を(担当講師:事務の松田緑さん、技術科の加藤宏章先生)行いました。それぞれ短時間ではありましたが、ポイントを押さえたとてもわかりやすい講話でした。
 午後は、新潟大学の一柳智紀先生を講師にお迎えして、当校の授業改革の研修テーマである「対話的活動の組織の工夫」を中心にご講演をいただきました。(担当:山貝洋輔先生)対話の肝は、教師自身が生徒のよい聴(訊)き手になること、教師の発するなにげない日常の言葉であることをあらためて実感・納得しました。 先生の対話的なご講話そのものが授業モデルとなりました。今後とも東新の授業改革推進のアドバイザーとしてお力添えいただければ有り難いです。

〇 「異質な存在を理解するために、多様な対話の在り方があること、子どもの声を聴きながら、個々の生徒の思考や存在を受けとめたり、認めたりすること、また、学びの過程を共有しながら全体を巻き込み、学びの質を高めること、さらに、何のために活動を行うのか、目指すこどもの姿を見据えた学びの目的の重要性についてご教示いただきました。これを生かして授業力の向上を図り、ゴールイメージとして当校の教育目標である「たくましく生きる生徒」の実現に迫りたいと考えます。(お礼の言葉:主幹教諭 小林正樹)

 





 2019.08.21 No.251

「English presentation」

 3年生の長嶋優英さんが,19日に新潟市北区文化会館で行われた「新潟市英語発表会」に参加し,学校代表としてスピーチをしてきました。日本では犬や猫の殺処分が年間12万匹にのぼっていますが,ドイツではそれらを保護する法令が作られており,日本もドイツのように動物に優しい国になって欲しいという思いを発表してきました。高校生レベルの難しい単語を多用していましたが,丁寧に英語らしい発音を意識した素晴らしい発表でした。(コメント:森岡佳奈子)




 





 2019.08.20 No.250

「マイ ハッピータイム(猛暑)」

○ 2学年の「職場体験」のお礼状に対する返信が複数寄せられています。あらためて当校の生徒が貴重な学びをさせていただいてることに深く感謝申し上げます。次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

○ 8月16日(金)夜7時、沼垂祭伝統の「献額灯籠」が沼垂四つ角前で行われ、当校の美術部員が描いた西龍が島の絵を一目見ようと駆け付けました。神社に奉納される灯籠の灯りに映し出された3メートル余りの龍の絵は見応えがあります。また、大型の灯籠同士を激しくぶつけ合い力を競う場面では、自分も列に加わりたい気持ちになります。「力の東新」の文字に心が燃えるからでしょうか。
 美術部顧問の荒川先生は、「生徒達は昼間も雨の中を神輿を担いで頑張っていましたよ」と嬉しそうに話してくれました。お疲れ様でした!

○ 8月18日(日)「第50回新潟県合唱フェスティバル」が新潟県民会館であり参観しました。当校は同声合唱部の3番目、横山礼子先生の指揮に導かれながら、南島歌遊びの「朝の祈り」と「哀怨」の2曲を堂々と歌いました。わずか15名とは思えないほどの声量と美しいハーモニーで観衆を魅了しました。結果は「金賞」、しかしながら紙一重で2年連続の関東大会出場はならず、嬉しさと悔しさが交錯するコンクールでした。それでも個がしっかりしている素晴らしいゴールドだと思います。頑張りました!





 





 2019.08.19 No.249

「8月15日」

 8月15日は日本の終戦記念日です。天皇陛下は式典で過去への深い反省と恒久平和への決意を述べられました。終戦に向け当時決死の覚悟でポツダム宣言受諾への道すじをつけたのは総理大臣鈴木貫太郎です。鈴木の自宅は本土決戦、一億玉砕を叫ぶ軍部の襲撃にあい焼き払われたそうです。
 帰省してお墓参りを済ますと、私はいつも亡き祖父の背中の傷跡を思い出します。先の戦争で中国兵と対峙して撃たれた弾痕です。あと数ミリ違っていたら心臓を貫通していたそうです。祖父の弟は中国大陸で戦死しています。私の母の一番上の兄は、大陸で顔面に敵の銃弾を受け負傷しました。その次のそのまた次の兄も南方で戦死しています。私につながる人を数えるだけでも戦争で亡くなった人は3人、負傷した人は2人、一体全体でどれほどの人が犠牲になったのでしょう。一度戦争になれば犠牲は計り知れず、止めることさえ困難になることを歴史は教えています。過去に目を閉ざさず平和を守るべく、今をしっかり生きていきたいものです。合掌

 




2019.08.08 No.248

「驚異の粘り!東新の誇り」

 8月7日の大会初日、1回戦(長野1位:箕輪中を55対52)、2回戦(福井3位:明道中を62対60)いずれも延長の激戦を制し、準決勝ベスト4の快進撃を続ける東新潟中女子バスケット軍団は、翌8日の2日目全国大会出場をかけて奥田中(富山県1位)との一戦に臨みました。アオーレ長岡のバスケット会場には生徒の保護者や3年生の同級生、同窓生も駆け付けてギャラリーから声援を送り続けます。双方ともに前半は27対27の同点、後半は一時13点差突き放されたところを驚異の粘りで同点に追いつき、またもや延長かと思われた最終盤で離され、55対58で惜敗しました。双方とも必死の戦いでした。東新潟中学校は敗れこそしましたが立派な3位入賞です。監督の谷川先生、コーチの武田さん適切な指導支援ありがとうございました。

 同じ頃、新発田市カルチャーセンターでは剣道の個人戦が行われていました。佐藤さら選手は1回戦を突破し2回戦で惜敗、ベスト16との報告が松嶋教頭先生から入りました。

 選手応援の生徒達は、この大舞台できっと何かをつかんでくれたはずです。その答えは一人一人違っていても、揺るぎない自信と誇り、仲間を信じる心と支えてくれた人達への感謝であってほしいと願います。そしてこの熱い熱い戦いの成果が、東新潟中学校全体に伝染していくことを期待しています。

 明日は、地元東総合スポーツセンターで新体操個人で石附菜那さんが出場します。頑張れ!!



 




2019.08.08 No.247

「待ち遠しい東風祭」

 8月7日午後、各軍団の教室で応援リーダーとパネル制作のメンバーが、暑さをものともせずに、東風祭の事前活動に大粒の汗を流していました。昨日で夏休み前半3日間の活動が終了。生徒の皆さん、担当の先生方お疲れ様でした!ゆっくり身体を休めてほしいと思います。
 

 



2019.08.07 No.246

「わたしの主張」

 8月24日(土)午後、新潟市東区プラザで令和元年度、新潟県少年の主張「新潟市地区大会」に東新潟中学校から原田満帆さん「わたしの好きなこと」、野澤愛祈さん「リンゴは好きですか?」の2名が選ばれて発表します。日頃考えている自分の意見を自分らしく堂々と主張してきてほしいと応援しています。(最優秀賞受賞者は、9月21日村上市で行われる県大会に新潟市代表として出場します。)また、この日はアトラクションとして県立江南高等学校と新潟高等学校の生徒による「留学体験発表」と当校合唱部による「合唱」が披露されます。合唱部の皆さんも頑張ってください!
中庭のサルスベリの花がとてもきれいに咲いています。花言葉は雄弁だそうです。その隣のザクロも実を付けました。

 



2019.08.02 No.245

「小唄勝太郎」

 先日、新潟大学特任教授の伊藤充先生から、ご著書である「新潟県県民性人物史」(新潟日報事業社)を頂戴して興味深く読ませてもらいました。新潟県に関する250人余の人物を取り上げ、そこから新潟県人の善さは、粘り強く真面目、世のため人のために労を厭わず頑張るところと述べています。
 東新潟中学校区に関係のある人に、沼垂出身の「小唄勝太郎」が紹介されています。勝太郎はお座敷から民謡歌手となり、ヒット曲を量産した人です。戦前・戦中・戦後と人気を博してNHK紅白歌合戦(昭和28,30,31年)にも出場しました。「へー」という声が聞こえてきそうです。沼垂の名物、勝太郎サンドはこの人の名前からとったと聞いています。なお、この方の石碑(石像)は、今も沼垂荘の前にひっそりと立っていますので探索してみてください。


 
2019.08.01 No.244

「まもなく北信越中学校総合体育大会」

〇 水泳競技の新潟県大会が7月25日・26日の両日、長岡市にあるダイエープロビスフェニックスプールで行われ、当校の青柳陽乃さんは100M自由形決勝で1分2秒69で5位、50M自由形決勝で28秒58で5位入賞を果たしました。残念ながら北信越出場(4位以内)はかないませんでしたがよく頑張りました。引率の白井先生曰く「あとほんの数十センチ、本当に惜しかったんです。」と悔しそうに報告してくれました。来年こそ目指せ!全中を。

〇 東区区長の堀内貞子様(当校の卒業生)から「北信越大会出場の激励のメッセージカード」届き、教務の白井先生が教務室前に掲示してくれました。選手・監督・引率・応援が一つになって頂点を目指して頑張ってほしいと思います。8月6日~8日にかけて行われる本大会は、地元新潟県開催です。ですからソフトテニスの開会式では当校の生徒会長森平さんが、新潟市の生徒を代表して歓迎の言葉を述べます。また、陸上競技部員はビッグスワンで、バドミントン部員は秋葉区体育館で競技補助役員として大会をサポートします。さらに当校からはバドミントン県専門部長の長谷川先生をはじめ多くの教職員が大会運営役員として参画しています。実り多い大会となりますよう祈念しています。